水槽の中の生き物たち 知らなかった生態
イケス状態から少しだけ見栄えよくなった水槽ですが、実はまだまだ問題があります。
でもそれは置いておいて、今回は中に入っている生き物の話。
この時点で水槽にいる生体はデバスズメダイ、ルリスズメダイ、カニ、ヤドカリ、貝、ウニ二種類、ウミウシでした。
デバスズメダイとルリスズメダイはパイロットフィッシュといって、水槽立ち上げ時によく使われる魚です。丈夫です。ちょっと気が荒いのが難点です。餌は魚の口の大きさにあった乾燥餌を与えます。与えすぎると水の汚れの原因になるので、食べ残しがない量を入れてあげます。
魚は狭い空間に沢山入れると喧嘩をします。大抵は体の大きい個体が強く、いじめられるのは小さい個体。いじめられると隠れてばかりになって餌を食べるときだけ出てくるのですが、餌を食べることも邪魔されると食べずに隠れてばかりになり、最終的には弱って★になってしまいます。
喧嘩やイジメが起きていなくても水の状態が悪いと病気になります。代表的なのが白点病。エラやヒレに白い点のように白点虫が付き、体を岩などにこすりつけるようになります。治療法はありますが、放置していると他の魚にまで感染が起きるので対策が必要です。
これにはかなり苦労させられました。
デバ・ルリはこの時点ではそこそこ元気で暮らしていました。
カニやヤドカリは魚に与えた餌の食べ残しを食べてくれるので助かってました。食べ残しは水を汚す原因になるからです。
さて、カニは先日のブログで産卵した様子を書きましたが、ヤドカリはまた別の面白さがありました。空になった貝(二枚貝ではなく巻貝など)に入って、それで身を守りながら暮らしているヤドカリですが、成長すると使っていた貝は体に合わなくなるらしく、大き目の貝をみつけて引越します。
実はその引越しの瞬間こそが、ヤドカリにとっては生命の危機なのです。
ヤドカリの、貝の中に入っている部分はとても柔らかく、他の生き物の餌としてはかなり魅力的な部分です。実際、引越しのときに狙われて柔らかい部分は食べられてしまったヤドカリを何匹も見ました。大きい空の貝が無いときも危機です。
この時点で一番面白かったのは、なんといってもウニです。
ウニに乾燥ワカメを与えると、トゲトゲの間から細い触手のようなものが伸びてきてワカメをトンクから受け取り、沢山の触手でウニの口の部分にまで運んでいくのは餌を与えて喜んでくれてるようで嬉しかったです。見たことある人、あんまりいないでしょうね。
つづく
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